最近、ブログの更新が滞っておりましたが、
このたび、このブログを無期限休止することに致しました。
今までご愛読くださいました読者の方々、
本当にありがとうございました。
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抗がん剤治療には、吐き気・嘔吐はつきものです

吐き気・嘔吐は必ずしも重篤とは言えないかもしれませんが、高頻度にみられますし、患者さんにとってはとてもツライ副作用の1つです。
さまざまな抗がん剤が新規開発されていますが、このような副作用対策のお薬もいろいろなものが開発され、抗がん剤治療に伴う患者さんの苦痛が軽減されるようになってきています。
ちょうど先日説明を受けましたので、今日は、比較的新しい制吐薬であるパロノセトロン(アロキシ®)を紹介したいと思います。
抗がん剤による催吐作用には、セロトニン受容体の1つである5-HT3受容体や、ニューロキニン受容体であるNK1受容体が関与していますが、このパロノセトロンは長時間作用型の5-HT3受容体拮抗薬です。
従来の5-HT3受容体拮抗薬であるグラニセトロン(カイトリル®)に対して、急性期で非劣性が、遅発期で優越性が証明されているようです。
特徴としては、特にmoderate emetic riskの抗がん剤治療時に優れた効果があり、ASCOの最新のガイドラインではmoderate risk治療時の5-HT3受容体拮抗薬としてパロノセトロンのみが推奨されています。
一方、high risk抗がん剤治療時の5-HT3受容体拮抗薬としてはグラニセトロン、パロノセトロンなどが併記されています。
と、効果としては従来薬と比較して良いことづくめ、とのことでした。
問題点としては、便秘の頻度がやや高い(16.5%)とのこと。
抗がん剤治療時には、経口摂取の低下から脱水傾向になりやすかったり、運動量の低下などに伴い、ただでさえ便秘になりやすいので、注意が必要です。
また、高い薬剤費の問題があります。
薬価サーチで調べてみると、
アロキシ静注0.75mg5mL 瓶 14522円
カイトリル錠2mg 錠 1343.9円
カイトリル注1mg1mL 管 2343円
カイトリル注3mg3mL 管 5494円
2011/11/28現在
単純には比較できませんが、カイトリルと比べるとやはり高額のようです
ASCOのガイドラインを見ると、アメリカではパロノセトロンの経口薬もあるみたいですから、注射剤より安価な経口薬の導入に期待したいですね
今回に限らず、往々にして新薬は従来薬と比較して効果や有害事象の面で優れているが、その代りに高価であることが多いです。
高価な薬=本当に良い薬、とは必ずしも言えない、というか、臨床現場では明らかな違いを実感できないこともあります。
そこは、患者さんに教えてもらう、というか、患者さんから学ぶというか、実際の診療経験を通じて、価格の違いに見合うだけの効果があるのかどうか、見定める気持ちも持ちながら診療にあたっています。
そうは言っても、優れた効果を謳って登場する新薬には、ワクワクしますし、ホントに患者さんにその優れた効果が出てくれるといいなあ、と期待に胸膨らみますね

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えーーーっと、少し考えるところがありまして・・・・
英語でブログを始めてみましたv( ̄ー ̄)v
Dr. Mame's Road to SarDoc
きっかけは、ある先生に
「先生のブログおもしろいし、勉強なるし、日本語だけとかもったいないよー。英語にしたら世界中のもっと多くの人に読んでもらえるのに」と言われたことです。
正直、英語でブログとか考えたこともありませんでした・・・

英語にも自信ないし・・・


で、先月のシカゴでのCTOS

その、ある先生に一人の韓国のドクターを紹介していただきました。
とても素敵なドクターでお話してても楽しくって、意外と自分の英語力でもコミュニケーションが取れることが分かりました。
で、せっかく共通の関心ごと(サルコーマ)があるのに、情報を共有したい、自分のブログを読んでもらいたいと思うようになりました。
海外留学中の友人に聞いても、英語の上達の秘訣はとにかく"output"すること、とのこと。
通じなくても、馬鹿にされても、冷たくされても、果敢にアタック!
その気持ちで、英語でブログに果敢に挑戦してみようと思います

正直、続けられる自信は、全くと言ってよいほどありません・・・
なんせ、日本語でも平気で3か月更新しなかったりしてますから・・・・

でも、いいんです。
下手な英語でもいいんです。
とにかく、世界の大海原に飛び出してみようと思います。
サルドク(SarDoc)が世界共通語になる日も近い!???
応援、よろしくおねがいしまっす

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骨粗鬆症治療薬として用いられるエルシトニンは、
痛みを有する骨粗鬆症に有効なお薬です。
エルシトニンは古くからあるお薬で30年の歴史があります。
エルシトニンは、われわれが普通に持っているホルモンのカルシトニンと同様の働きをし、
破骨細胞の働きを抑制し、骨量の低下を防ぐ
のみでなく、
痛覚抑制神経系(セロトニン神経系)に作用し、鎮痛作用を持つ
ので、骨粗しょう症でも、特に痛みを有する方に有効とされています。
このエルシトニンは、注射しかありません
週1回の投与です。
副作用としては、顔面紅潮や熱感が知られていますが、重篤な副作用の発生は見たことがありませんし、私自身は経験ありません。
エルシトニンによる骨粗鬆症による疼痛の改善効果に関しては、複数のランダム化比較試験をもとにしたsystematic reviewで示されていて、evidence levelは気任后
(Evidence levelは、機銑困泙任△辰董△修1番上位ということです)
2006年の骨粗鬆症治療ガイドラインでは、
推奨レベル
疼痛 A (疼痛を改善する)
骨密度 B (わずかに増加効果)
椎体骨折 B (骨折を防止するとの報告あり)
非椎体骨折 C (防止効果が期待される)
となっています。
*推奨レベルは、
A 行うよう強く勧められる
B 行うよう勧められる
C 行うよう勧めるだけの根拠が明確でない
D 行わないよう勧められる
このエルシトニン
なんと、ウナギのカルシトニンをもとに作られたとのこと
Elcitoninの“E”は”Eel(うなぎ)“から来ているのでしょうか!??
古くからあるお薬ですが、痛みを伴う骨粗鬆症には選択肢の1つとして考えてよい薬だと思います。
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先日、2011年10月22日に、第103回篤志者慰霊祭が行われました。
これは、
系統解剖(医学部生・歯学部生の解剖実習のための解剖)
もしくは、
病理解剖(死因などの確認のために行われる病理医による解剖)
のために貴重なご遺体を提供頂いた篤志者の方々を慰霊するために毎年開催されているものです。
会場には、ご遺族のほか、
医学部・歯学部学生や、
病理関係者を含む病院関係者が出席し、
おごそかに式が執り行われました。
我々医師はみな、学生時代に解剖実習を経験しています。
尊いご遺体で学ばせていただいたおかげで今があるのですから、
篤志者の方々には本当に心から頭が下がる思いです。
私の知る範囲で、最近は解剖件数が減少傾向にあるようです。
医学生、医師は今まで以上に1体1体の解剖を大切にし、貴重なご遺体からより多くのことを学ぶようにしないといけないと思います。
解剖はとても勉強になります。
私自身も、臨床医として、また病理医として、解剖を通じて、本当に多くのことを学ばせていただいてきました。
そんな感謝の気持ちを胸に、献花してまいりました。
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